シャルリー・エブド襲撃事件から1か月。フランスに大きく残った傷(by ギニョール)

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

ulalaをフォローする
フランスの日常
この記事は約2分で読めます。

シャルリー・エブド襲撃事件と言う、衝撃的な事件から一か月が経ちました。

フランスでは、一か月が経った言うことでメディアではこの事件を振り返り、様々な報道をしていました。

それは、もちろんフランスのテレビCanal Plusのギニョール(Les Guignols)でも。

ギニョールは、実在する政治家やキャスターをそっくりの人形を使って風刺する番組です。いろんなことを過大に表現していてクスッとくる内容が多いCanal Plusの看板番組。

さて、そこでは現在のフランスの様子をどう描いているのか。。。

スポンサーリンク

シャルリー・エブド襲撃事件から1か月後のフランスの生活

シャルリー・エブド襲撃事件から1か月後。

白人系のフランス人が、イスラーム過激派(Islamiste)がどの辺にウロウロしているのではないかと怯えながらも、自分に気合いを入れてパンを買いに出かける準備をしている。

シャーリーエブドから一か月後の白人

イスラム系のフランス人が、暴力主義者(fascio)が外に居るかもしれないと怯えながらも、

「よし、パン屋さんに行ってパンを買ってくる。大丈夫だ。まったく問題なんて起きない。暴力主義者は少数派だ。暴力主義者は少数派だ。」

と何度も自分に言い聞かせ出かける。

シャーリーエブドから一か月後のイスラム教徒

同じく、ユダヤ系のフランス人が、

「反ユダヤ主義者(Antisémite)なんて居ない。反ユダヤ主義者なんて居ない。」

と自分に言い聞かせて出かける。

シャーリーエブドから一か月後のユダヤ人

白人系のフランス人がエレベーターの前にイスラム系の人物を発見。

「でた~イスラーム過激派(Islamiste)だ。いや、落ち着け。ただのイスラム教徒(ムスリム)かもしれないぞ」

と自分に言い聞かせながらも内心、超ビビりまくり。

白人がイスラム教徒を見てビビる

一方イスラム系のフランス人

「なんでこいつこっちをジロジロ見てるんだ。みるからに暴力主義者(fascio)っぽいぞ。おまけに白人だ。ナチス(Nazi)じゃないのか?」

イスラム教徒が白人を見てビビる

そこにユダヤ系のフランス人がやってくる。

「しまった!イスラーム過激派(Islamiste)に暴力主義者(fascio)だ!こんな偶然なんてあるはずがない。僕を狙ってるんだ!」

イスラム教徒と白人を見てビビる

そして、そんな3人の緊張状態が続くエレベーターホール。

さてその後どうなるのか

その後どうなるのか!

コメント

タイトルとURLをコピーしました