前記事では、13歳でバカロレアを「mention très bien」で合格したアンドレア君を紹介しました。
が、しかし、アンドレア君を紹介したら、もう一人をしないわけにはいかない、同じくニースで13歳でバカロレアに合格した
ピエール・アントワーヌ Pierre-Antoine Clouzeau-Nicolas君
IQ158の、ニースのもう一人の天才です。
誕生日が一日違いのギフテット
アンドレア君もピエール・アントワーヌ君も2001年生まれと言う共通点があるのですが、実はそれだけじゃない。
ピエール・アントワーヌ君 8月24日生まれ アンドレア君 8月25日生まれ
と誕生日まで近い2人。
そのため、バカロレア受験前は、2人で↓こういった写真と共に紹介されていた2人でした。
(画像元)
が、しかし、
バカロレア発表後の記事にはアンドレア君しかいない!?
どうしたのかしら・・・
と思ってたら、なんてことはない、もっと大きなメディアFIGAROの方に載ってました♪
(画像元)
成績は 平均が14点~16点未満の「mention bien」だったようです。もちろん普通の学生でも「mention bien」は素晴らしい成績なのに、4年飛び級した上この成績は立派なもの。
同じ4年飛び級でも、アンドレア君が中学の時にすでに4年飛び級した後だったのに対して、ピエール・アントワーヌ君の方は、飛び級するにも段階があったようです。
掛け算ができ、本も読めたため、5歳で小1を飛ばしCE1(日本で言う小2)に入学。その後CE2(小3)CM1(小4)と行くが、CM2(小5)に上がった時、授業中の様子を数学の先生が見て、授業後に校長に相談。その日の午後から6em(日本で言う小6 フランスでは中学生に)に進むことに。
中学校では、6em,5em(小6、中1)4em,5em(中2、中3)というように2学年分に学ぶことを一年に短縮して学び、フランスでは4年間行く中学校を2年間で卒業。
といった具合。
もちろんフランスだからと言っても、普通の中学校ではなかなかこういった飛び級は対応できません。ピエール・アントワーヌ君もアンドレア君同様に、ギフテッドに対応している中学のlycée-privé Michelet に行っていたため子供に応じた授業が受けれたと思われます。
アンドレア君がアスペルガーの症状がみられるのに対して、ピエール・アントワーヌ君の方は障害が無いギフテッド。
同じクラスの生徒達とは4歳違っても友達も多いようで、高校生らしく夜遊びにも行くとか。
「とは言ってもまだ13歳なので、夜、友達と出かけても9時半までには帰ってきて欲しいわ。」
と、お母様は心配気味。
よくしゃべり、将来のヴィジョンもしっかり持っているピエール・アントワーヌ君の様子は動画で、多数見つけることができます。
A 13 ans, Pierre-Antoine passe son bac et rêve…
将来は、Science Po Paris と l’ENAをめざし、政治の世界に入りたいと同時にla Républiqueの社長になりたいと言うピエール・アントワーヌ君。
表舞台のエリートコースで活躍しそうなので、今後も名前を見かけるかもしれませんね。
日本も飛び級制度入れるべき!?
日本は、中学卒業時点で大学入学できるレベルの子が多いと言いいます。実際、OECDのデーターでも日本の中卒の方は、ドイツとアメリカの高卒より読解力があるなどと言うデータもでているぐらい。
日本にいるために無駄な時間を過ごしている人は多いのではないだろうか?とも思います。
早い年代で勉強が終了できて、その後活躍できる時間が長いのだから、アンドレア君やピエール・アントワーヌ君のように13歳で大学に入れるチャンスがあるのは、全てのことにおいてプラスになるのではないのではないかと。。。
日本も、飛び級制度はぜひ入れるべきじゃないでしょうかね。
コメント