現在、フランスでは、労働法の改正に対する議論が行われています。
現在の、低迷したフランス経済を立て直すには、労働者が優遇される制度からもう少し企業家の方に考慮した内容にし、国力を上げて行くべき方向に動いており、今回ミリアム・エル・コムリ労働大臣が提出したした労働法の改正法案を、バルス首相は23日、議会で修正を加える余地はあるとしつつも成立を目指す考えを示しました。
他の国と比べて特質すべき「週35H制」を実質無くすことの検討を始め、レイオフを容易にするほか、余剰人員を解雇した場合の補償に上限を設定したり、残業手当の削減を会社レベルで交渉することを認める内容です。
しかし、この改正法案には労組や左派議員が反対しており、反対の意思を示すべく日本の人気の漫画「進撃の巨人」予告動画に巨人は「バルス首相」、壁は「労働法」、人類は「労働者」を当てはめた内容の動画が公開され、話題を呼んでます。
進撃の巨人を知っている人なら、確かに状況が似てるかも?とクスッとくるかも?
基本の状況と、フランス語の解説を読んだ上、動画もぜひどうぞ♪
巨人はバルス首相!
有給、労働組合の権利、35H・・・
労働者は、労働法と言う壁を作り上げて来た
(この部分には、日本語のナレーションで、「生き残った人類は巨大な壁を作り、平和に暮らしていた」と語られていてこのシンクロが絶妙(笑))
しかし、
France2016年2月
マニュエル・バルスがやって来た!
(壁を)すごい乱暴に破壊
(労働法の改正内容は)
企業は経済的困難がなくても、社会計画を変えることができるようになる
企業は、簡単な合意で給料を下げることができ、労働時間を変えることができるようになる
最高一日12Hまで、一週間60時間まで
解雇補償金は15か月と上限が加えられ
拘束時間は、休憩の時間を考慮しないとすることができるようになる
あそこだ!1時間の休憩だ!
絶対にとらえなくてはならない!
君達の労働法にやってくるのは
もうすぐなのだ
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