フランスと一言言っても、昔はいろんな地域に分かれていたのが一つのフランスと言う体系を作っているし、各地によって、名称の呼び方や、習慣が違う場合があります。
例えば、フランスの挨拶では欠かせない、ビズ。頬をチュッ(*・ε・*)チュッとする挨拶ですが、相手によって、「うちでは3回」「うちは2回」と言われて戸惑うことも。地域によってほんとに回数が違うんですね。
そんな、呼び方や習慣の違いまとめたのが、
「Atlas du français de nos régions」
と言う本です。
今回は、この作者のMathieu Avanziさんのツイッタのフランスの違いをまとめてみました。
フランス各地のいろんな物の呼び方、習慣の違い
フランスにいると、各地で名称が微妙に違ったり、習慣が違ったりするので、戸惑ったりする時がありますが、この呼び名、習慣の違いのまとめを見れば、今後はバッチリなこと間違い無し!!
ビズは何回する
ビスは、通常は2回なんですが、3回のとこがあったり、4回のとこがあったり、そう思ってたら、1回のとこまであって、いろいろと面臭いところです。ちなみに、ベルギーでもまた回数が違いますからね、、、、
赤が1回、黄色は2回、紫が3回、青が4回ビズをする地域になります。
#bises #voeux2017 Un classique revisité (avec désormais #Belgique et #Suisse) https://t.co/sPhss109ad pic.twitter.com/YFOJlTZYiA
— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2016年12月21日
ベルギーは一回って書いてあるみたいですが、3回って言われたことありますが。。。
ビズは、右からするか左からするか
ビズも、いつも、始まる方向が違うので、めんどくさいので私は左からすると決めているのですが、実は、地域によって右からするのか、左からするのかが違うとのこと。
北はだいたい右から始めて、南は左からって覚えておけばいいかな~~
la droite が右で、la gaucheが左です。
#droite ou #gauche? Cette carte montre quelle joue qu’on tend en premier quand on fait la bise 🔄💏👨🏫
.https://t.co/QfGrDN6E4E pic.twitter.com/NJR0rx0S24— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2018年11月4日
水差しはどう呼ぶか
フランス語を習う時に、水差しは「カラフドシルブプレ」って言って持ってきてもらうように習いますよね。でも実は呼び名は地域によって違うんですよ(笑)
また、こんなにいろんな呼び名があるだなんて。いやんなっちゃいますね(笑)まあ、「カラフドシルブプレ」で全国通じますけど。
un broc
un broc d’eau [prononcé: brodo]
un broc d’eau [prononcé: broKdo]
un broc à eau
une carafe
une cruche
un pichet
un pot (d’eau)
🚰🍶 La France divisée: “pot”, “cruche”, “broc” ou “carafe”? https://t.co/kcp8W96Rgr pic.twitter.com/0jES6vs0Pf
— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2018年10月15日
フランス全体で、ケバブと言うか
最近、ずっとこういうサンドイッチのことをケバブと言っていて、「あれ?パリではグレックって言ってたけどあれ別物?」などを分け分けらないこと思ったりし始めるようになりましたが、トルコから来たり、ギリシアから来たりで名称が違うのかと思っていたところ、地域によって呼び方が違うと言う表(笑)
呼び方もこんなにあるようです。
– un döner
– un dürüm
– un grec
– un gyros
– un kebab
– un kebap
– un shawarma (shwarma, shawerma ou shoarma)
– autre (précisez):
Variations sur les dénominations du #kebab
.#grec, #kebab, #döner ou #dürüm? La réponse en cartes ici 👉 https://t.co/3LTfM5cAKa pic.twitter.com/7wFJ7gBDdm— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2018年9月17日
袋はなんて言うか
パリではお店などでくれるビニールの袋を「サック」と呼ばれていますが、南に行くと「ポッシュ」と言うことが多いのです。日本人にとっては、サックもポッシュも袋と言う意味で同じなので、なんの違和感もありませんが、、、、でも、使い分けるとなると、どういった地域でそう呼ばれるか頭に入れておく必要がありますよね。
そう、その図が下記になります。
Quel français régional parlez-vous? Dites-le nous en participant à l’une de nos enquêtes: https://t.co/FAdoMisp0j #teamcornet pic.twitter.com/j0ea2DcgHG
— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2018年4月23日
チョコレートパンはどう呼ぶのか?
実は、チョコレートパンもパリでは「パンオショコラ」と呼ぶところを、南では「ショコラティーン」と呼びます。議会で、「ショコラティーン」に名称を変えようなんてこと言い出した人もいますが、現在も変わりなく、各地で名称が違います。
Sortons-en par le haut : disons tous “petit pain au chocolat” comme les Alsaciens et les Chtis. pic.twitter.com/S0E0HO4kRD
— vince13👀8 ·🔻ت (@vince13008) 2017年11月12日
まあ、普段は、こんなお店で買ってきたパンじゃなくて、パンオショコラは、単に、フランスパンに板チョコ挟んだやつを、おやつ(グテ)に食べてたりしますがね。しかも、日本のパン屋さんで、単に板チョコ挟んだのは「グテ」と言う名称で売られていたりもしてたりしますが(笑)
マクドナルドの分布図
最後に、フランス各地の呼び名、習慣とは関係ないけど、フランスでどのぐらいマクドナルドが分布しているかの図もとても興味深かったです。
各地に、しかも、ほぼ大きな道路に沿って、フランス全域に分布しています。フランスでのマクドナルド人気を垣間見ることができるのではないでしょうか?
この他にっもサブウェイや、スターバックスの分布図もあるのですが、マクドナルドの圧倒的な店の数にはまったくかなわない店舗数でした。
普通のレストランに行くと、高くつくフランス。安い値段でお腹いっぱいになれたり、子供連れで気軽に行けるマクドナルドは、かなり人気なんですよね。
Carte des McDonald’s de France 🍔🍟 #cartographier #la #malbouffe 👉https://t.co/iDBrCC5tqr pic.twitter.com/fa9uCVytpB
— Mathieu Avanzi (@MathieuAvanzi) 2018年9月7日
あとがき
いかがだったでしょうか。まあ~細かく覚えてなくても、違う言葉が存在することは、フランス人が知っているので、結局どの言葉言っても通じはしますけどね(笑)。
それでも、こういった違いがあるって覚えておくと、何かの役にやつかもしれません!
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