フランスの自然食品のお店で、なんか、変った食べ物があるな。。。と思って眺めいたら、なんと、
バオバブの実
わ~~これはぜひ食べてみたい(^^♪
と思って早速購入しました。
バオバブって一体なんなの?
バオバブの木ででてくる本と言えば『星の王子さま』
なんて言ったって、バオバブの木と聞いて思い出すのが『星の王子さま』。
フランス人の飛行士・小説家のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説、フランス語の原題:Le Petit Princeに登場しています。
物語の中で、バオバブの木は、ぞうの団体でさえ1本の木に満たないと表現されているほど、大きくなる木。
幹がとっても太くなるのが特徴のようで、南アフリカにある世界一大きなバオバブの木は、なんと、幹の中はバーになっていると言うほど。樹齢6000年のバオバブだそうです。
バオバブは、南部アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民族・サン族にとっては、崇められている神聖な木だそうですが、もともとは小さな木が、巨大になって浸食していくことから、残念ながら『星の王子さま』では、星を破壊する木として描かれています。
王子のふるさとの星に「バオバブ」という教会ほどもある、大きくて害のある木が生い茂ってしまい、それをヒツジの貪欲な食欲によって、根絶やしにしてしまいたいと言う。星の王子が、夢うつつの「ぼく」に頼んだ「ヒツジの絵」は、それに関することらしい。
王子の星には、およそ星なら、どの星もそうであるように、いい草とわるい草とがあった・・・でもその種は目には見えない。地面のどこか深いところに眠っていると、そのうちに種のどれか一つが、ふと、目をさます気になる・・・だけれど、わるい草木だったら、それが、目につきしだい、すぐに抜きとってしまわなければ、星の上いちめんにはびこり、その根で星を突き通す。星が小さすぎて、バオバブがあまりたくさんありすぎると、そのために、星が破裂してしまう・・・バオバブのために崩壊の危機に差し掛かっているのだろう。
星を破壊してしまう木「バオバブ」は、実は現実社会を象徴したものであると言うことで、悪者扱いではあるけれども、お話しの中ではとても重要なポジションを担っているのもこの「バオバブ」の木でもあるのです。それは。。。
あのアニメ監督の宮崎駿氏も影響を受けたと言われるほど、実は大人が読んでも奥が深い小説『星の王子さま』。読んでみると面白いと思いますよ(^^♪
バオバブの実
と言うことで、肝心のバオバブの実なのですが、実を割った時点で写真のような感じの白い塊状になっており、これを食べるのですが、これがまた
摩訶不思議な食べ物。
「飴のように舐めて食べる」
と書いてあったので、口に含むと、
確かにに白い部分が口の中で、溶けていく。
だけど、大量にのこる黒い種(汗)
白い部分は、酸っぱいような感じで、割と美味しく、すぐに口の中で溶けていくのですが、後には、食べることは到底無理な堅い黒い種(↑写真参照)が、大量に残るのです。
私は、お店で買ってすぐ、運転しながら口の中に放り込みましたが、一緒に食べていた息子が、
「ママ、、、その種、ずっと口の中にいれたままうちに帰るの?」
と、横で心配してました(笑)
だって、こんなものが、大量に口の中に残るものなんて思ってもみないでしょ!ええ、そのまま運転しながら家に帰るまで口の中で舐めてましたよ(笑)
栄養価の高い、バオバブの実
バオバブの実の他の食べ方に、
水に入れてよく混ぜて溶かして、バオバブのミルクとして飲む
と言うのがありましたが、セネガル人は万能薬として、このバオバブミルクを飲んでいるそうです。いっぱい溶かすと白いなめらかなヨーグルト状になりますので、味は違いますが、ほんとにミルクみたいですね。
バオバブの実は、実は、ビタミンCがオレンジの三倍、カルシウムがほうれん草の50%も多くうえ、酸化防止剤に役立ち、ガンから心臓病まで、あらゆる病気の危険性を軽減するのに役立つ成分をもっているため、スーパーフルーツとも呼ばれているんですよ!
これは、食べてみる価値あり!
ミラクルフルーツとして紹介しているフランスの動画
バオバブの育て方
ところで、バオバブは、大きくなりますがまだ木が小さい時は、観葉植物として楽しめるようです。
タネまき:海外などから輸入したタネを、沸騰したお湯の中に一晩浸してからまきます。2~3週間後に発芽しますが、その後もゆっくり発芽してくるものがあるので、まき床を捨てないようにします。発芽した株は、鉢植え用の用土を用いて2.5~3号ポットに植え替えま
これだけ大量に残った種、ぜひ、これは、ぜひ発芽させてみたいと思います。
できるか、できないかは、やってみてからのお楽しみ~~(^^♪
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