発音はできているけど、文字と発音が一致してないCP(小学一年生)の子供達。
そんな子供達に、発音の特徴と、文字を動作に表しながら発音して覚えるメソッドがあります。
それが、ボレル・メゾニィ法
日本ではあまり紹介されてないみたいで、もしかして紹介するのは、ulalaが日本初?(笑)
音と文字を動作を表す、ボレル・メゾニィ法
ボレル・メゾニィ法
La méthode de Borel- Maisonny
は、フランスでは実はとても有名なメソッドで、いろんなフランス語の勉強のページに紹介されています♪
最初はスザーヌ ボレル・メゾニィさんSuzanne Borel-Maisonnyが、「聴覚障害者]
のための作った「手指サイン」でした。
でも、そのサインが耳が聞こえる子供達にも、とても分かりやすいということから、先生が授業でもちいるようになったようです。
発音と、動作を同時にすることで、
子供が楽しく文字の読み方を学べるようになるのが大きなメリット。
でも、フランス語を習い始めた大人にも、とってもいいことがいっぱい♪
例えば、「r」の発音では、のどの中間部分に指をあてて「r」を示す動作をしますが、
これは、この部分を振るわせるようにして発音すると言うこと。
確かに、フランス語の「r」を発音する時には、この部分を意識するとスムーズにいくみたいです!
「o」を発音するときは、体から手を離して「o」のマークを作ります。
そして「on」の発音のときは、この「o」の形の指を、鼻の横に持っていって発音。
これは、「o」を鼻の中で音を出せば、「on」の発音になるという意味。
やってみると、
「ほんとだ!!」
「i」の「in」,「a」の「an」も同じ原理。
それに、動作しながらの行動は、記憶に残りやすいことを考えれば、
確かに、読みを覚えるのに良質な教材の一つになると思います。
その、動作の表がこれ♪
ほんとは動画で表示できれば、もっといいのです。それはまたいつか別な機会にでも♪
ボレル・メゾニィ法の具体的動作
a 手を広げて、口を開けて |
o 指を丸めて |
i 人差し指を立てて |
e 手を下から出して |
u 指2本を見せる |
é 頭の上にアクセントの形のように手をおく |
è ê 頭の上にアクセントの形のように手をおく |
ou 3本指を丸めて[o]2本指を立てて[u] |
oin これは、鴨のくちばし。鴨のように鼻にかけて言う、くちばしをあけて[oin] |
in im 鼻にかけて発音。 |
an am 鼻にかけて発音。 |
on om 鼻にかけて発音。 |
oi 最初に指を犬の口のように合わせて、犬が[oi]と吠えるように素早く開ける。 |
eu
|
un 鼻にかけて発音。 |
ill
|
gn 鼻を指で挟んで |
ch 口が[ch]をい時の口の形になるよう、ほっぺを挟む |
b お腹に玉がある(右手で) |
d 背中にこぶがある(左手で) |
f 腕を矢印のように動かして、長めにfffffff….. |
g gu 口の中で何か言ってるけど歌ってるのは喉。口と喉を指さすして見せる |
j [j]の点を指でほっぺに付ける |
c k qu 口の中の後ろの方で発音しているのを指で指す |
l 口の中で下が、指のような状態になってるのを見せる |
m 小さい虫が3つ足で立っている。 |
n 鼻の中で歌ってるのを、二本の指で感じます |
p グーにして、手が開くと同時に[p] |
r のどが少しかゆい |
s 指で[s]を書く |
t [t]のお髭(tの横棒)を2本の指でつまむ |
v 手で[v]の形にしてvvvvv…. |
x 指を[x]の形にする |
z 蜂のようにzzzzz…と言いながら。ジグザクを書く |
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