フランスに旅行に来たり、滞在するならばぜひダウンロードしておきたいアプリがあります。
それが、
「SAIP(警報・情報通知システム)」
テロや、地震や津波などの自然災害、または原子力施設や化学プラントの事故が近くで起こったら、警告してくれるアプリなのです。
無料でダウンロードして、身を守る!
フランスでは、近年、テロが多発しています。だからこそ、身を守るためにもテロや災害が起こった地点から遠ざかったり、適切な指示を受けることが重要だし、できるだけ情報は受け取りたいもの。
そこで、テロが起こったらすぐに端末にアラートを鳴らし、危険領し域に入ったらすぐに、危険の性質と取るべき行動の明確な指示を受けられるアプリSAIP。ユーザーの位置や名前、電話番号、IPアドレスなど、個人情報を一切登録なし!もちろん無料でダウンロードできます。またこのアプリを通して何かのデータが保存されることはありません
↓SAIPのページはこちら。ここからアプリがダウンロードできるよ
SAIP
インストールは超簡単。ダウンロードして、ボタンが出たらサクサク押していけば、問題なくインストール完了。
SAIP、通常何も危険なことが無いときは、こんな画面が表示されます。
フランス語だけではなく、英語バージョンもあるのでフランス語が分からない人にも安心です。
警告が入ると、こんな感じになるようです。スマホの画面を赤くして危険を知らせてくれます。
画像元
SAIPは、去年11月にパリを襲ったテロ事件を受け、仏政府が開発に着手していたアラートアプリで、サッカーの EURO 2016前にはリリースされていました。
重大な危機にあった時に、いかにして市民に警告するか?仏政府が、国から直接、信頼できる情報を発信することが重要と考えた結果できたアプリ。
日本の、地震警報や、災害警報と同じようなものと言えばわかりやすいでしょうか?特に情報が少ないフランスで、このアプリは予期せぬ危険を知らせてくれる一つのツールになってくれるはず♪
フランスに来る際は、念のためにダウンロードしておいても損はないですよ!
ただちょっとまだ微妙なテロ警報アプリ
だた、ちょっと、まだ微妙なところはあるんですよね。
上記のアラートの画像は、パリの教会で誘拐立てこもりテロが起こった時の画面です。事件が発生してすぐに盛んにアラートが鳴りました。
現場では、パニックも起こり、↓のような状態に
フランス・パリ中心部で人質籠城事件進行中か。現場からライブ→ https://t.co/uSHs3gkthE
— deepthroat (@gloomynews) 2016年9月17日
しかし、蓋を開けてみればテロなんて無かったんです!単なる16歳の高校生二人の悪質ないたずらで電話をかけことが原因の誤報。このアラートのせいで、一般の人もですが、警察など沢山の人が振り回されてしまいました。
高校生のうち一人は拘束され、二人目は現在捜索中。下手すれば2年の禁固刑と罰金になるかもしれないとのこと。ちょっといたずらにしてはやりすぎですね。
しかも、この警告アプリ、ニースのテロの時は、アラートが鳴ったのはテロ発生から2時間後と言うあまり意味のない結果も残しています。運用し始めたばかりとは言え、かなり、不手際ばかりが目立ってしまっているところ。
敏感すぎてもダメだし、遅すぎてもダメだし。
もういっそのこと、アラートなんていらないんじゃないの論まででてきてしまった始末。
今後は、どうなるかはわかりませんが、とりあえず現時点では、身の危険を守るためにはダウンロードしておいた方が無難ではあると思います。
フランスに来る際は、テロの他にも、デモやストライキもありますので、くれぐれもお気をつけてくださいませ(^^♪
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