【初心者向け】#フランス で病気になった時に最初に行く場所は?【1.プチ手術の記録編】

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスで病気になった時に最初に行く場所は? フランスの健康・医療
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Ulala
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はーい(^O^)/こんにちわ。Ulalaです(^^♪

フランスに来てから初のプチ手術を経験しまして、これを機に医者にかかるにあたり、初心者向けの医療関係のフランスと日本との違いと説明と、雰囲気を味わえるような内容を何回かにわけて書いていこうと思います。

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フランスで病気したら、最初から大きな病院にはいかないよ!

日本で病気したら、予約も無しに近所の総合病院などに行けたりするのですが、大きな怪我や命にかかわるような救急の場合をのぞき、フランスではそれはできません。

フランスの受診システムの説明

フランスでは、まず病気かな?と思ったら、家の近くにある個人経営の一般医の診察を受けるのが普通です。
一般医とは、総合医療の受付という役割を担っており、日本でいう「かかりつけ医」や「家庭医」といえると思います。
しかし、日本であれば近年は町医者なども少なくなり、かかりつけの医者は大きな総合病院直接いく方も多いのではないでしょうか。しかもかかりつけの医者といいつつも、他の病院にも普通にいったりもします。

それがフランスだと、お金を気にすれば、自由にはいけないシステムになっています。
緊急の場合は直接総合病院や私立のクリニックに行けますが、通常は大きな総合病院には直接いきません。最初は一般医にいくのです。
しかもその一般医も毎回違うところに行くことは、あまり経済的にはかくしこないシステムになっています。なぜかというと2017年からかかりつけの医者を決め、社会保障センターに登録することが普通になっており、登録したかかりつけの医者以外にも行くことができますが、その場合、返金される割合が変わってくるのです。

登録したかかりつけ医の場合は70%返金されますが、それ以外は30%の返金となります。そして、その返金額から、手数料として1ユーロ引かれます。
国民保険から返金されなかった残りは、自己負担あるいは、ミュチュエル呼ばれる任意保険からの返金となり大抵は残りも返ってきます。

例えば、一般医の診察費として法律で定められた25€の70%の16.50€が返金され、最終的にはそこから手数料の1ユーロが差し引かれた15.50€が返金されます。

ただし、診療料は医者によって違ってきます。それでもって、診察料が25€より高い場合も、国民保険からの返金は25€の70%しか返ってきません。

残りは同じく、自己負担あるいはミュチュエル呼ばれる任意保険からの返金となりますが、ミュチュエルによっては、法律で定められた金額に対する返金しか返ってこない場合もあります。これは、よいミュチュエルに加入しているか、していないかの差となります。

引用元:https://www.ameli.fr/assure/remboursements/etre-bien-rembourse/medecin-traitant-parcours-soins-coordonnes

Ulala
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ということで、フランスに来て住む場合は、一般医を探して登録することは生活の第一歩になると言っても過言ではありません。一般医を探して登録することは、フランス生活の第一歩です!

一般医の予約方法と役割

ということで、フランスで病気かな?と思ったら、最初に行くのは一般医です。では、その予約方法とは?

通常は、電話をかけて診察の予約を取るのですが、最近はスタートアップ会社の躍進の結果、ネット上で予約が取れるシステムが広がって、とても便利になりました。時間も自分で決められるので、最初に一般医を決める時は、こちらに載っている一般医を登録するといいかもしれません。

↓その予約サイトがこちらになります。

https://www.doctolib.fr/

一般医は、軽い症状であれば眼科・耳鼻科・皮膚科などの治療も行います。打ち身や捻挫などにも一般医に行けば、必要な場合はレントゲン検査の診断書がだされますし、より専門的な治療が必要と判断された場合は、眼科医・耳鼻科医・皮膚科医・整形外科医といった専門医への紹介状を書いてくれます。そして、それを持って専門医を受診することになります。

日本では患者自身が症状によってどの専門医を受診するかを自己判断して自由に行くことができますが、フランスでは一般医がまず診察を行い、医学的にどの専門医との診察が必要なのかを判断して、患者と専門医とをつなぐのです。

そのため眼医者や歯医者など一部の専門医以外に行く場合は、一般医からの紹介状があるかないかで、保険の返金率も変ってきます。かかりつけ医からの紹介状があれば70%、そうでなければ30%が返金となります。

今日のフランス語

国民健康保険(Assurance maladie)
フランスの社会保障(Sécurité Sociale)
一般医(Médecin Généraliste)
かかりつけ医、主治医(Médecin Traitant)
ミュチュエル:共済保険または任意保険(Mutuelle)
処方箋 (Une ordonnance médicale)

便利リンク

職業別電話帳 : https://www.pagesjaunes.fr/
医者の予約がネット上でできるサイト : https://www.doctolib.fr/
国民健康保険のサイト : https://www.ameli.fr/

ということで、最初一般医に行った時の話

とういうことで、フランスでは何かあった場合は一般医に行くことが普通なので、私も、今回プチ手術となった症状を感じた時、最初に一般医に行きました。

かかりつけの先生は、とてもフラットな先生で、特に感情で左右される様子もなく、専門医が必要であれば自ら電話をかけて予約をしてくれ、外国人が来れば自動的に英語を話し、いつもちゃんと話を聞いてくれる先生で、一度も問題に思ったことはありません。

まあ、でも、基本、予防接種や小さい傷以外、治療などはしてもらうこともないので、診断書出してもらうことがほとんどです。

今回も、多分、専門医を紹介してくれるだろうというつもりで、かかりつけの一般医に行きました。

そ、そしたら、状態を見た上、私が「痛い」と言っているのを聞いて、治療もしてくれるというのです。まあやろうとしていることは理解できたので、特に疑問も持っていませんでしたが、

家に帰って今日起こったことを話つつ、処置されたところを見せたら、

旦那
旦那

「な、なんだこれは!!」

 と、ショックを受ける旦那。

私も恐る恐る見てみたら、

な、なんと、患部、血だらけ!!!

いや~、治療中、先生、すごいがんばっていた感じしたよ、、、治療後も血の跡が結構あったのは気が付いていたがこれほどとは、、、

血、止まってないんですけど…

わ、わたし、、、こんな状態でほんとにいいの?

は、果たして、血はこのまま止まるのだろうか?

 

と、不安の念にさいなまれたまま、次回につづく

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