フランスで紹介されているジェラルドパルデューの日本のドキュメンタリーがカッコいい!

フランスと日本、都会と田舎、中上級階級と庶民など、さまざまなはざまで生きてきた境界人であるため、他の人と違う視点を持った著述家として活動しています。コラム執筆などの依頼も請け負っております。

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フランスで見つけた日本
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2018年、日仏友好160周年という節目にあたる本年は、日本文化イベントや記念事業がパリを中心にフランス中で開催されています。

こうしたなか、フランスのTV番組「ジェラール・ドパルデューの日本紀行」という、日本紹介番組が現在フランスARTEで放送されています。

フランス人俳優 ジェラール・ドパルデュー氏と、フランスで活躍する日本人女優 武田絵利子氏が各地を旅し、福井、京都、東京、広島、岡山など、ドパルデュー氏が見た日本についての紀行ドキュメンタリー。自然、歴史遺産、伝統工芸などの地域ならでは発掘視点から、日本文化の魅力全容を解明していこうというものです。

とにかく映像が素敵。

ドパルデュー氏が、道中ではギャグをかましまくって笑わせてるけど、ナレーションでは真面目で素敵なんです!

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日本ドキュメンタリー第一回目

ドパルデュー氏と一緒に行動している日本女性の方は、2011年にGérard Depardieu短編映画「Grenouille d’hiver (Winter Frog)」と主演を務めた、フランスで活躍する日本人の女優さん。

このドパルデュー氏と出た映画は、カンヌ映画祭公式作品に選ばれ、彼女自身も米、伊、モナコの映画祭で主演女優賞を受賞していています。

フランス語はほとんど話せない状態でフランスに来たそうですが、ドキュメンタリーの中のフランス語の発音は素晴らしい。次のドパルデュー氏の
映画にも出演するらしく、ドパルデュー氏とは仲はよさそうなことが、二人の会話からも伝わってきます。

最初にフグと越前かにを食べる

ドパルデュー氏らが、最初に訪れたのは、

明治期に高級料亭街として栄えた福井市の通称「浜町」の中で、当時の面影を残すたたずまいの「旬味 泰平」(しゅんみ たいへい)
〒910-0006 福井県福井市中央3丁目14−11

お店自体は、1995年創業と歴史は浅いですが、高級な福井の素材が使われた高級小料理店。

フグの下ごしらえをしている大将を見ながら、素晴らしいと誉めたたえるドパルデュー氏。確かに、素晴らしい手さばきです♪

しかし、フグの毒が気になって、

ドパルデュー「これを食べたら死ぬんですね。」
ドパルデュー「家で勝手に調理したら”サヨナラ、サヨナラ”」

とか、フグ毒系の冗談の連発(笑)

素晴らしい手さばきで、高級越前ガニの足を調理してもらったのだけど、武田さんの方が少し量が多かったと思ったドパルデュー氏

「絵利子の方が、量が多い、絵利子のために僕は嬉しいよ。」

と言って、武田さんに「子供じゃないんだから」と言われる。

この料理店の大将が、越前和紙に毎日達筆な字でメニューを書いていて、次は、その越前和紙の工房に

越前和紙の工房

ルーヴル美術館にも和紙を納める人間国宝・岩野市兵衛さんのいらっしゃる、越前市五箇地区の「和紙の里」へ。

2000年6月、国指定重要無形文化財に認定された岩野さん。人間国宝というと、高価な着物を着て、立派な工房で大勢の弟子を抱えているというイメージがあるかもしれませんが、とても気さくな岩野さん。現在日本で唯一、岩野さんとその家族だけが手掛けているのは、越前和紙のなかでも越前生漉奉書(えちぜんきずきぼうしょ)と呼ばれる最高級の和紙。原料として楮(こうぞ/クワ科の植物)だけを用い、古来より伝わる手漉きの技法で作られている。その「こうぞ」から見せて説明します。

手のかかる工程を経た越前和紙は、引っ張っても破れることがない。

次に訪れるのは禅宗の永平寺。

次は、ミシュランにも二つ星がついてフランスにも紹介されている、座禅の里、永平寺へ。

ドパルデュー氏は盛んに、永平寺のことをモナステールMonastèreと呼んでるのですが、モナステールは修道院と言う意味で、「祈りと労働のうちに共同生活(修道生活)をするための施設」という意味で、曹洞宗の大本山であり、坐禅修行の道場として、雲水(うんすい)と呼ばれる修行僧が修行生活を送っているので、フランスのミシュランなどでは、モナステールと紹介されているのです。

武田さんの運転で、先に進みます。でも、道がわからなくなったもよう。。。そこで、止まって道行く住人に聞くのですが。。。

ドパルデュー、武田さんに「モナステール、モナステール」と場所を日本語で聞いてくれとうながします。

そこで、武田さん、

武田「神社はどこですか?」

はっ?∑(・Д・; )、神社?

永平って、お寺で~す!!!、

そして、日本語を話せないドパルデュー氏も一生懸命彼なりにわかってもらおうとします。

ドパルデュー「ムナ~ムナ~ムナステ~」と手を合わせてお辞儀のゼスチャー(笑)

なんて微笑ましい映像なんでしょう(笑)息がピッタリとあっています

住人も、「え、はあ、神社?」と、聞き直したものの、この近辺にこのような外国人が行くところは永平寺しかもちろんないので、ちゃんと親切に教えてくれました(笑)

この後から、息をのむほどに素晴らしい永平寺の映像が続いていきます。

それは、ぜひ、↓の動画でご確認くださいね♪

ジェラール・ドパルデューの日本紀行 福井編の動画はこちら

始終、ドパルデュー氏がおどけてて面白いですが、映像は最高!

フランス語ですが、ぜひこの動画をご参照ください!

素晴らしい日本を再発見できるかも?

動画の設定で、英語の字幕を出すこともできます。Anglaisと言うのを選んでみてください。

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