「ポエム」を学ぶ意味

↓フランスで詩の暗記が多い話を昨日しましたが、
「ポエムを学ぶ」とは?
http://francelife.linkulblog.net/e114004.html

でも、それが何が重要かというと、、

1.詩を暗唱することで、新しい言葉を自分の物にする
 何回も何回も音読することにで、言葉と言葉の意味がはっきり繋がり、自分の言葉として使用できるようになります。
言葉の音読の反復運動で、ただ本の中にでてくる言葉から、自分がしゃべって使える言葉になるのです。

2.詩を暗唱する時に、その言語の持つイメージを頭に描くことができる。
 本をいっぱい読める子と、読めない子の違いは、文字を読んで、その情景が浮かび上がってくるかこないかにあると思います。
詩を覚える過程で文の意味をイメージ化するという練習をすることで、長文の本を読むときでも文をイメージ化しやすくなって、文を読む力がついてくる。
 本の文字だけ追っているだけでは楽しくなくて読み進められないけれども、それがイメージとして頭に浮かんでくるからおもしろんですよね。

3.暗記する練習
 これからいろんな場面で使わなければいけない暗記をする方法を勉強するということです。
なんにもしなくてもスラスラ暗記できちゃう頭のいい人も世の中にはいるとは思うのですが(笑)
なかなか暗記が苦手な人でもこれは訓練次第。だから、「イメージして頭に記憶する」「覚えるためのキッカケを作って置いて、後でそのキッカケも手助けして文を思い出せるようにする」等のその人、その人の記憶方法を作って訓練しておくことって大切なんです。
詩の暗唱なんて意味がない。。。と思った時は、この「記憶の訓練」と思えば納得がいくはず。

(と以上はulalaの今までの自分の勉強の経験などから思っている「詩の暗記の重要性」です。
他の方だともっと違うことをおっしゃっておられる可能性もありますので、その辺りは個人で調べてね♪)

子ども自身も、こういった理由も認識しないで、ただ覚えるのはほんとに辛いこと。

なぜ、こんな物覚えなくちゃいけないんだ。

と思っている子供に、この理由を常に教えているulalaです。

それと同時に、その詩に関連するようなことも見れれたらいいなと。。。

今回のように1月から12月の情景をイメージする詩の内容だったら、
詩からは離れて、四季がモチーフの絵本をみんなで一緒に読んで

「ほらっ、一月は雪降って寒いのよ。だから暖炉に火をいれるでしょ?」
「8月は暑いから海に一緒にいったじゃ~ん。」
「でも、それは北半球の話で、南半球は季節が反対なのよ」

なんて話を子供達とそういう楽しい話は食いつきが違います(笑)
そして、こういう関連知識が、詩を覚える手助けになったりします。

ちなみに今日は、ケイケイ、その絵本の四季のイメージをみながら、自主的に宿題の詩を暗唱しようとしてました。

フランスの学校は、授業時間が短いから、最小限のことしか学べない。。

と思ってたら、

最近の日本でもゆとり教育のせいで、同じ現象が起こっているらしく、
私達が学校や自然に学んでいたことは全部学ぶことはできないので、
その辺りを塾で補っているだけで、最近の塾ではそんな大したことを教えてない

なんてお話が。。。

なので、宿題を一つの機会と捉え、
それプラスで関連することも家庭で教えていくのがベターかと。。。思い始めたこの頃。

フランスには、日本のような塾はないし~。

まあ、、これは時間あれば、、、の話ですが(笑)


ということで、たかが「詩の暗唱」されど「詩の暗唱」

親はなにげにサポートはできるけど、結局覚えるのは子ども自身。

とにかく宿題なので、なんとかこなしていきまセウ♪