おフランス 嫁入り日記

ギニョールが町に来ました！



ギニョールと言うのはフランスの伝統的な指人形。サーカスのようにあちらこちらの町に移動して、子供達を楽しませませてくれます♪



ギニョールが開催される何日か前には、まず、チラシが張られ、当日にはでっかいギニョールのを乗せた宣伝カーが町中を走りまわります。

年少さんぐらいだとまだ分からないけど、年中さんになるとこれがなになのかよく

会場に行ったら、息子の友達も何人かいて、かなりみんなうれしそう♪

みんなで手をつないで、はしゃぎながら会場に向かいます。



でも、土曜日だったせいか、その日は２０人程度。。。



いつも思うのですが、こういう商売で生活できるのでしょうか？-

もちろん小さい規模なので、家族経営。

パパがギニョールのショーをして、ママがチケットを販売と回収をして、まだ小さい子供はベビーカーに乗って待機。



２０人×６ユーロ＋２ユーロポップポーン×４＝１２８ユーロ

この日の収入は１２８ユーロぐらい?週約４日ぐらいしか上演もしないみたいだし、、

そんな心配もなんのその。ギニョールの上演のはじまりはじまり！



子供達は興奮ぎみ。むっちゃもりあがっています♪



なぜかうちの息子は

「僕の名前は○○！」

となぜかいつも宣伝しまくるのですが、この時も、



息子はギニョールに自己紹介！





そしたら、ギニョールが息子の名前を呼んだものだから、



周りの子供達も自分の名前を叫びまくり！



その後も、次々とみんなギニョールに返事したり、かなりの盛り上がり♪



ギニョールがおもしろいというか、うちの息子があまりにもおもしろいので、こちらも笑いまくってしまいました。



しか～し！！



最後にその楽しかった気分もふっとぶラストがまっているのでした！



なんと、ギニョール、最後に泥棒を見つけると



棒で殴りまくるのです！



そしてそれで終わりじゃありません。

倒れたと思ったらまた起き上がった泥棒を、ギニョールは更に



泥棒が起き上がってこなくなるまで叩きまくる殴りまくる！！



見ていた子供は納得していたみたいだけど、私はあのおだやかな話の展開から、こんな突然暴力に走って、かなりショックを受けてしまいました！



こんなの子供に見せていいんですか！！！



日本の漫画が暴力的とかなんとか言うけど、フランスの伝統であるギニョールの方がショッキングじゃないの?



だって、漫画は、子供用のものって現実ではありえないシチュエーションで戦うのが多いと思うのだけど、



ギニョールなんて、



あ～んなに子供達と友達になって、すっかり身近の存在になった状態で



暴力ふるっているのを見せるなんて！！！



おまけに、憲兵さんそんなギニョールをほめるのよ！なんでほめるのよ！叱りなさいよ！警察に任せなさいとかなんとか言って！！



話の結末としては、泥棒とか悪い人は警察につかまって、牢屋に入るんだということなのだけど、



納得いかないわ、、、、



なんかいや～な気分になった私。子供は楽しそうだったけど、、



他の人に聞いたら、他の話も棒で殴って終わるパターンは結構あるみたいで。



こんなんでいいんでしょうか、、ギニョール、、、



もっとソフトに悪者を牢屋に送って欲しいと思ってしまったのでした、、、