フランスでの子供のしつけの言葉

魔法のような1.2.3

ご存知ですか?

フランスでは、子供が言うことを聞かない時は、



あん~どぅーとわ!(いち~に~さん!!)



とカウントします。

私自身、そういう風に息子をカウントしたことがなかったのですが、幼稚園ではかなり頻繁に行っているみたいで、ある日、試しにカウントしてみたら、



例えば、「お片づけしなさい!」と言った場合



1 の時点では、なにげにまだ動作を続けている。

2 で少し固まる

3 でばたばたばた!!!と片付けはじめる(笑)



と効果絶大!!!!



このばたばたっていうのが、ほんと笑えるぐらいのあせりようで。

まるで漫画に書かれているように手が宙をばたばたしている!

カウントが3までいっても「おしおき」されるわけでもないんですが(笑)



「お風呂に入るからおいで」と言った場合も、

「Nonいや~」

と言っている息子が

カウントし始めるだけで、

「J'arrive今いくよ~」

と答えます!便利すぎ~(笑)



でも、これも子供が大きくなると、カウントが3までいってもなにもないと分かってきかなくなることでしょう。



フランスでよく聞く親や先生の叱りかたに

C'est pas toi qui commande!

というのもあります。

これは直訳すると、

「あんたが、命令(指示)するんじゃないの。(命令するのは私!)」

って感じですが、自然な日本語だと

「親(先生)に口答えするんじゃないの!」

ってところでしょうか。

これも、私自身はあまり使いませんが、お友達のママはいつも言ってますし、外にいても子供を怒っている親からよくこの言葉が聞こえてきます。

実際、息子も学校でよく言われているのか、言うことをきかない妹に、

「命令するのは、先生かママなの!だからやんなくちゃいけないの!」

とか言い聞かせてます(笑)

他にも似たのに



C'est pas toi qui decide!

「あんたが決めるんじゃないの!(決めるのは私よ!)



っていうのがありますが、これも街角で声を張り上げて子供に対抗しているのをよくききますが、素晴らしいと思うのは、このフレーズを言った後は、子供がちゃんとおとなしくなることですね!







それにしても、フランス人は子供の時からジェントルマンとして育てられていると感心することが多いです。

子供なのに、妙に礼儀正しいです。はずかしいからママの後ろに隠れて、、、なんて時期はすぐ終って、大人と対等に話し始めます。

で、なぜか、

「お役に立てることがあればなんでも言ってください」

なんて精神も活発で。



お隣の小学校1年生の坊やが、これまた頼もしい。これがフランスの子供の典型?といつも感心させられます。

お隣に遊びに行く時には、細いながらも、時々急スピードで走ってくる車がいる道を渡らなければいけないのですが、

息子を連れて行くとき、隣の男の子は、息子の手を持って、ちゃんと車がいないか見渡してから渡らせるんです。

一緒になってわ~って走っていったりしません。僕は大きいから、小さい子は守らなきゃ精神がすでにできてるんですね!



どうやったこんな風になるんでしょうか、、

うちの息子も、日本人ママに育てられてもこうなってくれるんでしょうか?



ちょっと考えてしまうのでした。

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