子供の発音矯正のお医者さんL'orthophonist

最近、周りの子供たちでL'orthophonisteオルトフォニストにいく子が増えてきました。
というのも、

学校で、発音に関して、自動的に注意が払われるのが幼稚園の年長さんから、小学校一年生の時だからです。

この時期に、うまく言葉が発音できなかったりすると、
文字を読み書きする時問題になってくるからという理由が多いようです。

詳しくは↓こちらに書いてありますが、
http://nf.sante.univ-nantes.fr/Nfqo.htm(フランス語)

このリンク先が無くなる場合のために、一応一部引用しておきます。
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Quels signes doivent conduire un enfant à rencontrer un orthophoniste ?
1. Des difficultés pour s'exprimer, qu'il s'agisse de phrases mal construites, de déformations de mots ou de maladresse dans l'émission des sons.
2. Des difficultés pour comprendre ce qu'on lui dit.
3. Un apprentissage difficile de la lecture ou de l'écriture, y compris pour la réalisation des lettres.
4. Un manque de logique, en mathématiques par exemple dans la pose des opérations ou la résolution des problèmes, ou dans l'organisation du travail.
5. Une difficulté pour se repérer dans le déroulement du temps ou dans l'espace qui l'entoure.
6. Un manque d'attention, une concentration trop brève, une grande lenteur, souvent associés à une fatigabilité et à une agitation exagérées à l'école.
7. Des troubles de mémoire, notamment dans l'apprentissage des leçons.
8. Une voix qui passe trop par le nez.
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どんなときに、L'orthophoniste に行くのか?

1.うまく、文書を組み立てられなかったり、
2.誰かが言っている言葉をうまく理解できなかったり、
3.読み書きの授業についていけてなかたり、、
。。。。

って、ここまで見ていくと、外国人はかなりこのリストの内容に当てはまることが分かります。

なので、日本人の子供が幼稚園や小学校に入学すると、学校の先生にこのL'orthophonisteに行くように勧められるお子さんは実は多いんですよね~。

そんなこと言われてびっくりする親御さんがいっぱいいるのですが、、

びっくりしなくても大丈夫!

フランス人の子供でも、クラスでかなりの割合行っているので、まったく問題ありません。

お隣のフランス人夫婦のお子さんも、子供二人共通っています。
ケイケイと同じ年の男の子の言っている言葉は幼児発音が抜けず、
うまく発音できてないのがulalaにでさえわかるし、
子供同士の間でも、「彼はうまくしゃべれないんだ」と分かっているみたい、、。

そうなると、子供心に傷つくので、専門家に見てもらえるのはそれなりに、支えになると思うんですよね。

ulala家は、小さい時からulalaの日本語訛りのフランス語で絵本を聞かせてきて、

義母に「言葉の成長の妨げになるから読み聞かせるな」などとさんざん嫌味を言われてきた割には

その点はまったく問題なく、きれいなフランス語の発音をしていてちょっと一安心♪
絶対今度、「ほらみたことか!」と、義母に言ってやろうと今チャンスを狙ってます(笑)

でも、反対に日本人カップルの方で、お子さんをL'orthophonisteに行かせていた方のお話を聞くと

「日本人の親ではどうしても足りなくなるフランス語のボキャブラリーを教えてくれたり、
宿題までみてくれたりして、ヘタな家庭教師よりもよっぽどよかった」

なんて、喜んでらっしゃる方も結構多いで、行かせたいぐらいですね。

確かに、学校の先生に気持ちの余裕がない場合、L'orthophonisteに送られる生徒が増えることもあるとか。
L'orthophonisteにとっては迷惑でしょうが、
学校の先生的には、学校で手が回らない分、誰かにその分を見てもらいたい的な部分もあるようです。

それにしても、こう見てみると、いろんな意見を活発に言えるフランス人のベースすでに子供の頃からあるのではないかと思いました。

どもりを直したり、赤ちゃん言葉を直してくれたり、ちゃんと文を組み立ててしゃべれるようにしたり、と、
子供の頃から話すことに重点を置いているフランス。

話すことにコンプレックスを持つことなく、なんでも堂々と話せるのかもしれません。

コンプレックスや困難さを持ったまま、そのまま成長するより、年長さん、小学校一年生という一番基礎の時期に、専門家に矯正、補正してもらえるのはいいことだとほんとに思います。


ということで、ulalaも、ぜひL'orthophonisteに行きたいと思っているんですが(笑)
誰か処方箋書いてくれないかしら?

えっ?だめ?外国人の大人は範囲外なの?????

残念だな~~~
高いフランス語教室に行かないで、L'orthophonisteに行ければ、授業料だって無料なのにね~~