「重曹」と「ベーキングパウダー」の違い

娘のミミの学校に持っていったケーキ。

ミミがかわいいと大喜び♪とっても楽しいおやつの時間になったみたいです♪

で、4つケーキを作っていて、ふと思いだした話しが、、

フランス語で、重曹のことを「bicarbonate de soude」
そしてベーキングパウダーのことを「Levure Chimique」


bicarbonate de soude重曹は昔からお腹の具合が悪い時に飲むといいなど、
大抵pharmacies薬局で買うことが昔からできます。なのでいつも薬局で買ってたulala。

でも、何人かに
「スーパーで普通に売ってるし、その方が安いよ。」
と言われていたので、気がつけば探すのだけど、実は、今だにスーパーで見つかったことがない!!

で、ある日スーパーに売っていると言う、日本人の知り合いに売ってる場所を教えもらいについて行ったら・・・・

自信アリげに指さす、その先には・・・

えっ?これ、重曹じゃないよ!ベーキングパウダー!!!

え~~~~~~???

確かにお菓子に入れるベーキングパウダーの材料には、重曹が入ってます。
でも、重曹の苦味と酸っぱ味を消すために他の成分が入っているので

純粋な重曹ではない。

純粋な重曹自身も確かにお菓子の膨らまし粉としても使われるけれでも、
ベーキングパウダーのようにふっくらとは膨らまないし、
黄色味が増したり、苦味や酸味がでるので、
そんなに膨らまなくてもいいような、どら焼きの皮などどっしり系に使うだけで、
普通の膨らます系のケーキにはあまり使われません。

なので、私のイメージでは、重曹はお菓子に使うけれども、どちらかと言えば、
昔から掃除に使われたり、洗濯に使われたり、銀食器を洗うのに使われたり、わらびのアク抜きに使ったり、多様に使える万能の粉。

そして、例え成分に重曹が入っていても、ベーキングパウダーは重曹としては使えません。

だって純粋な重曹じゃないので効果も薄くなるから。

ベーキングパウダーを重曹と間違えて洗濯なんかに使ったら、重曹以外の材料の影響で糊を使ったようにバリバリになる可能性も。

なので、ulalaの中では、重曹とベーキングパウダーは完全に違う種類の粉だったのだけど。。。

ということで、
知り合いは、すっかり重曹とベーキングパウダーは同じ物と勘違いしていたみたいです。

この件に関してはかなり衝撃を受けました。

同じようなことで、衝撃を受けたと言えば、コーンスターチ、、、

フランスで簡単に片栗粉買えないかな?と思って探しスーパーで探してた時がありましたが、
速攻で発見しました♪

アジアショップでわざわざ高い日本製の片栗粉を買っていた人が周りに結構いたので、
スーパーで手軽に買えて便利~と思っていたのだけど、
そのことを意外に知らない方が、まだまだいらっしゃいます。

昔はカタクリって植物から取ったから付けられた名前「片栗粉」
現在はじゃがいもから取ったデンプンを片栗粉として売られていることが常です。

なので、普通にフランス語でもFécule de pomme de terreで探すと一発で見つかります。

フランスでは、ポタージュにとろみを付けたり、小麦粉の代用として使ったり。

というわけで、まだフランスに来て日が浅い日本人の知り合いに、
片栗粉は簡単にスーパーでも買えるのよと話をしていたら、

「知ってるよ。コーンスターチmaïzena でしょ。私もよく使ってるよ。」

えっ????ええ??????

コーンスターチはフランス語で、Fécule de Maïs もしくは商品名で maïzena

違う!!!!片栗粉はじゃがいも!!!

コーンスターチはコーンって名前にも入ってるじゃん。
マイジーナもmaïsって文字が見え隠れしてる。

コーンスターチ : コーン  フランス語でmaïzena : maïs

とうもろこしのデンプ~ン

第一、片栗粉はお湯で固めると透明に近いけどコンスターチは白っぽいじゃん!

使う用途は似てるけど、感覚的にも使い方がやっぱ違うよ!


なるほど・・・・


人によって認識はほんと違うものなのね。。。。


ちゃ~んとよく話さないと、いろいろ伝わらなかったり、誤解されたり
こういう認識の違いからくるんだろな~~・・・・


◯ フランスでも、重曹は昔から重宝されてきています♪


◯ 「重曹」と「ベーキングパウダー」の違いをもっと知りたかったら、下記をどうぞ。

「重曹」と「ベーキングパウダー」の違い
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku110/shokuzai/140.html

重曹とベーキングパウダー
http://macrobi.livedoor.biz/archives/51212089.html