フランスの小学校3年生CE2のお話

今日はケイケイのクラスCE2の新学期の説明会に行ってきました。
フランスの学校ではどんな雰囲気なのかってお話です♪

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そんなに大したことは話していないのだけど、
今日もulalaがびっくりした、誰かに聞いてほしい、フランスの学校の現状。

算数
Toutes les tailles

学校に働いている職員が少なすぎる!

前回、ミミのクラスでの話の時には、そこまで詳しく話していなかったけど、 実際に働いている職員の人数を聞いてびっくり!

お昼、小学校の食堂に付き添っている職員は一人。
お昼の後の休み時間や、放課後の6時半までの時間、付き添っているのは2,3人
誰かが怪我でもすれば、付き添いの職員が誰もいなくなる時間もあるとか。

・・・・・どう考えても少なすぎるだろ。生徒は200人以上いそうだよ

最近、学校の放課後にケイケイを残して置くのがちょっと不安だったんだよね。
だから、最近、以前より早めに迎えに行ったりと気をつけていたのよね。

なんだか、統制がまったくとれてない様子がありありと現れていて、
学校で、子供達が危険なことが何回も起こっている状態が続いていたのは、このせいだったのか。

だから今週の火曜日にストがあったけど、それでなにか進展があったの?

今日の会で、parent d'eleveと言う 日本でいうPTAの会のメンバーの人が、
PTAが直接市長にかけあって、職員の人数を増やしてもらうことを直訴したと言ってました。

で、明日その結果が返ってくるとか。。。
彼女曰く、
「ガンガン、市長に個人から手紙を書いてください。」

だそうで、、

すごいね。PTA

学校の勉強だけでは、学びきれない

CE2っていうのは、日本でいう小学3年生なのだけど、こんな簡単な足し算、引き算をこの年でしていていいのか?と思う今週の宿題。

まあ、CE1の復習をしているからっていうのもあるけど、

この前もらった学校からの宿題が

1+9=10
2+8=10
3+7=10
4+6=10
5+5=10
6+4=10
7+3=10
8+2=10
9+1=10

の表を覚えろってやつで、、、

それ、年長さんのミミでもできるんだけど。。。

と多少思っていた。
まあ、この他に
10+90=100
20+80=100
30+70=100
40+60=100
50+50=100
60+40=100
70+30=100
80+20=100
90+10=100

の表も。

そしたらあるパパが
「この宿題の意味がまったくわからない。」
と質問。

う~ん、どうしてこんな簡単なことをするのか?

という意味で分からないのか、

なにをどうすればいい?

っていう意味で分からないのか、どちらか分かりかねたけど、

そしたら、先生がこんな絵を書いた。

算数

「30までに30あって、30と100までに70あって、100と178まで78あるの。
こういう風に計算すると早く計算できるのよ。」

えっ?

一瞬、理解できなかった。
確かに、そういう考え方で計算できると思うけど、

どうしたらそれを使うと、計算が早くなるのか,
慣れてないせいか理解できない\(;゜∇゜)/

人にとって早くできる計算方法って違うしね。

まあ、基本的に、分割して計算すると計算しやすいって話だから、
なんとなく分からないでもないけど、
その表を理解するのに、ulalaには時間かかった。

そっか、日本では長方形のグラフにするかも。。と思いつくと、ちょっとすっきり。

ケイケイはどうなんだろうと思って、ケイケイに聞いてみることに

ケイケイは、本人曰く、計算がクラスで一番早いらしい。、
「こんなこと先生言っていたけど、先生の言ってる意味わかる?」
と聞いてみたら、
「何言ってるか、たまに解んないんだよね。あんなことしなくても計算できるのに。」

うん。そうだよね。まあね。。

とりあえずその表を理解できてなくても、計算は早くできるから、気にしなくていいよ。

多分、ケイケイの頭の中には、この表とは違う表が存在してると思うから。

dictéeは家で追加でやった方がいい

フランス語の授業の話で、 「動詞活用とか文法とかやるけど、安心してください。同じことを中学校入るまで何回もしますので。」 なんて、先生が説明していると、あるママが、 「dictéeは家で追加でやった方がいいんですよね?学校ではほとんどやらないでしょ」

dictéeディクテとは、誰かが文章を読んで、それを書いていく勉強法だ。

なんでも、彼女の上のお子さんの時代はdictéeを学期に一度ほどしか学校でやらなくて、
まあ、一人目だし学校でちゃんとやってくれてるんだろうと思ってたら、
中学校に入っても間違えばかりで、全然できるようになってなかったらしい。

フランス語は日本語のように、話した言葉がそのままの綴りにならず、
発音しない文字や、複数形、女性名詞とかに気をつけて、綴りを書いていかなくちゃいけない。
だから、何回も書く練習でもして慣れてないと、よく抜け落ちや、綴り間違いが発生する。

先生曰く、「広告でも、雑誌にも、よく間違えて書かれていることあるのよね。」

だから、その練習のためにdictéeをするのだけど、
漢字のドリル同様、やっぱり回数をこなさないと、頻繁に間違えを起こすことになるだ。

その結果、高校が終わっても、間違え無しに文を書くことができない人が現れてきます。

っていうか、中学校に上がる時点で、すごい数の生徒がそのレベルに達してないんだよね。

15%が読み書きが十分にできず、
25%が中学校に入るレベルになってない。

http://francelife.linkulblog.net/e110793.html


まあ、フランスでは、学校に頼るなってお話だと、ulalaは受け止めております。
とにかく、今年のケイケイの先生は、悪くなさそうなのでその点はよかった、よかった。