トゥッサンとハロウィン

バッドニュース(x_x;)

って別に大したことはないのですが、もうすぐトゥッサンのバカンスが始まります。

で、そのバカンスには実家にいく事になったため、
な、なんと、、、
ブログが更新できない結論に達しまっした(/_;)

実家、ネットは見れるけど、長く使わせてもらえないし。。
予約投稿機能もなぜだか動かないみたいだし。。。

年末までノンストップでブログ書こうと決意していたのだけど、
物理的にバカンス中更新できな~い。

ということで、今週の金曜日までで、その後の更新は一度ストップとなります。

ふ~想定外。。。

トゥッサンってなに?

トゥッサン

週末から、トゥッサンのバカンスがはじまります♪

「6,7週間学校に行ったら、2週間ぐらいバカンス」
の原則からくる新学年が始まってから一回目のバカンス。

11月1日はキリスト教の聖人の祝日、「トゥッサン(万聖節・諸聖人祭"toussaint")」
キリスト教には沢山の聖人saintがいて、
万聖節というのは、全てtousの聖人saintの日でtoussaintと書きます。

万聖節の翌日が11月2日は死者の日。
この日には死者が戻って来ると言われていて、日本のお盆みたいな感じでお墓参りにいきます。

なので、、来週にはそこらのお花屋さんやスーパーでは、
菊の鉢植えが溢れかえることになるんだよね♪


トゥッサンにはどうして菊なの?


菊
Shops stocking up with chrysanthemums

トゥッサンと言えば菊Chrysanthème。
現在では、トゥッサンのシンボルとまで言われている花。菊Chrysanthème。

この季節になると、至るところに菊の鉢植えが売りにだされるけど、
こんなに目につくのはあたりまえ。

フランスで一年間に23,500,000個売れるうち、
22,000,000個はこのトゥッサンに売れるって言うからすごいじゃないですか!

フランス人も、「どうしてトゥッサンには菊なの?」と思っている人も多いですが、

ようするに、、第一次世界大戦の終戦記念日の11月11日に飾るため花として、この季節に咲く花が菊。
なので菊を飾ることになったのを期に、元々はろうそくだけを灯していたけれども、
同じ季節のトゥッサンにも菊を飾るようになったようです。

おまけに、寒さにも強く、いろんな色もあって、少しでも長くお墓を彩るのに、長持ちする菊はピッタリ。

でも、別に菊を飾らなくてはいけないという決まりもなく、他の花でももちろんOKです。
スーパーには、ずっと枯れないプラスティックのお花もたくさん出回ります。

プラスティックなら、一年経っても、枯れないしね。。。

ハロウィンとの関係

ハロウィン
Halloween Decorations

でも、ずっと気になっていたことがあるんだよね~。

それは、ハローウィン。

この4,5年で突然フランスにも定着しはじめたこの行事。

アメリカではずっとやっていたのに、どうしてフランスではいままでやらなかったんだろう?
と不思議だったのだ。

カトリックの諸聖人の日(万聖節)トゥッサンの前晩(10月31日)に行われる行事がハロウィン。
諸聖人の日の旧称"All Hallows"のeve(前夜祭)であることから、
Hallowseveが訛って、Halloweenと呼ばれるようになったのが名前の始まりだそうです。

この英語の"All Hallows"のフランス語が"Toussaintトゥッサン"ということ

で調べてみたら、かなり昔からキリスト教全般で行われていたトゥッサン。

宗教改革者たちによって聖人への崇敬が廃止されたあと、カトリックにはこの習慣が残ったけど、
プロテスタントの間ではだんだん廃れていったみたいです。


そこで、ケルト人の1年の終りは10月31日という話がでてきます。
この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていて、
これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた習慣があったらしい。

この習慣が移民によってアイルランド、イギリス、アメリカ、カナダ、プエルトリコ、ニュージーランドに広がって、ここから今の形態のハロウィンが定着。

もともと、これらの国ではプロテスタントが多数で、カトリック信者が少ないので、
ハロウィンが盛大に行われて、万聖節のトゥッサンはこれといった行事はなかった。

そして、時は流れて、
もともとはキリスト教徒のお祭りでもなく、
そしてカトリックのお祭りでもないハロウィンが、フランスにもやってきたと言うわけ。

ハロウィンはプロテスタント圏が主流のお祭りだったから
今までカトリック圏のフランスにはなかったんだ~。

じゃ、、現在、、こんなにたやすくハロウィンが入ってきたってことは、、、

やっぱり、宗派の違いとか、そういう感覚は薄れてきてるってことなんだろうな~

と想像してみたり・・・