決断力が問われた、フランスの冬の嵐

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

いや~昨日から今日にかけての冬の嵐がすごかったフランスです。

どんどん、天気がひどいことになっていくので、かなりビビっていたulala

フランスは、冬のこの時期になると、必ずと言っていいほど、大きな嵐が来ます。

今思い出してもすごかったのは、1999年の12月26日起きた嵐 Tempête Martin

その当時はulalaもパリに住んでいた時
クリスマスを旦那の実家で過ごし、パリに車で戻り始めた高速道路から見た風景は。。。

木がなぎ倒されまくっていた。

で、パリ内に入ると

木、電柱、家屋が倒れまくっていた。

まったく、想像がつかないぐらいひどい破壊力でした。

嵐には、名前も付けられますが、1999年の嵐はTempête Martin

↓wikiでのTempête Martinの説明(フランス語)
http://fr.wikipedia.org/wiki/Tempête Martin

そして、今回の嵐は

Tempête Joachim

70.000件の家が停電して、今、EDFは大忙しだそうです。

しかし、この嵐で一番すごかったのは、貨物船の難破


なんでも、200ユーロの船の停船料を払うのが嫌で、
嵐の中、強行突破で航海にでたと言われています。
(メディアが言っていることなので、真意かどうかは分かりませんが)

そして、ブルターニュの砂浜に打ち上げられて、船は壊れて、油が漏れて、そこら中汚染したとか。。。

そこで、この船の解体費は3,000,000ユーロ以上はかかるんじゃないかと言うお話。

3000000×103円/1ユーロ=309,000,000円 

約3億円!

http://videos.tf1.fr/jt-we/le-cargo-sera-demantele-mais-comment-6882338.html

Résumé : Le cargo qui s'est échoué sur une plage du Morbihan devrait vraisemblablement être démantelé avant d'être remorqué. Une opération complexe. La facture présenté à l'armateur pourrait s'élever à plus de 3 millions d'euros.

2万円ぐらい払えば済んだはずが、強行突破で3億円の損失・・・

いや、多分、賠償金とかなんやらで、もっと増えるんだろうな。

トップの決断力

それが、すべて。


情報収集不足と、慎重さを欠いた判断の航海が、後悔に変わるって言う事例になっちゃうかもね。