フランスの学校の補習授業

フランスでの子供たちのレベルが、世界中で行われる4年に一度のテストの結果、
どんどん低下していることを受けて、
その原因は、小学校低学年の基礎時期にあると結論を出したフランス教育機関。
で、

文字の教育を幼稚園から本格的に始めることにし、
幼稚園の年中さんから、少人数で、補習授業をすることになりました。

去年から、フランス全域で始まったこの制度、

今年は、インフルエンザの影響で、学校を休み子が続出!
だけど、その休んだ間の授業を、補習授業で補うことに。

まさに今年ほどその補習授業の制度が大活躍した年はないのではないでしょうか?(笑)

かくいうケイケイも、インフルエンザで学校を一週間休んだので、
この休んだ期間の補習授業を受けました。
って、一週間分が、15分×2日だけど、、、(ほんとにそれで十分なのかは疑問ですが)

その補習授業、実際に子供の教育に役に立っているのか、判断しかねるのですが、
今日はこんなコトがありました。

今、ケイケイのクラスでは、お金の数え方を習っています。
もちろん小学校一年生なので、10ユーロまでの簡単なもののようです。

3ユーロの物を買うのに10ユーロ払ったら、おつりはいくら?

という感じに、足し算と、引き算の応用と言えるかもしれません。

そして、今日はその授業の確認テストみたいなのを行ったようです。
それがなんと、その結果は、ケイケイの言っている人数から考えると

正解率、クラスの50%

クラスの半分が理解していないってこと!
ということで、クラスの半分の生徒がお金の数え方の補習授業を受けるよう登録されたらしいのですが、、

唖然。。。

さすがに、現在ulalaが住んでいる地域はいなかなので、他に仕事も少なく、
一応学歴があるように人がスーパーにレジをやってたりするので、
ありがたいことに、レジの人がおつりを間違えることってあまりありません。

でも、パリに住んでいた時、
スーパーのレジで、何度切れそうになったことか!

まともに計算もできんのか!!こんな計算、小学校でもできるわ!!

と、常にもらうお釣りを、しっかり確かめなければいけない日々。
そして、かなりの確立で、間違っているという事実。
ひどい時は、レジに表示されている金額ですらまともにもらえなかったり、、、

うんうん。
この計算が初期の段階でできないのはかなり問題あるある。
できなかったら、ガンガンやり直させないと、フランスの将来は暗いって。

だいたいクラスの半分ができないって、、、、かなり問題ありすぎでは?

それも、補習授業の制度がなかった以前は、
そのできない子は何の対応も受けてこなかったってこと?

補習授業、ヨーロッパ中見回しても著しく授業時間が少ないフランス。
日本と違って、できる子しか相手にしてこなかったフランス。

補習授業制度。良い制度なんじゃないかと思えてきたのでした。