ジプシーの子供たちも学校に

フランスには、ジプシーがいます。
安住の地を求めないジプシー
ずっと旅し続けているジプシー。。。

が、しかし、、

最近は、変わりつつあるのも確か。

なんと言っても、今年のジプシーの大事件と言えば、

「フランスに居るならば、子供は学校に行かせること」

という決まりができました。

ということで、今年11人のジプシーの子供たちが入学してきた、ケイケイとミミの学校、、

小学校5年生にあたる、CM2に通うお隣の子の証言

「ジプシーの子がうちのクラスにいるのだけど、、、まったく字が読めないし、書けないの。レベルとしてはうちの弟(今年小学校一年生だけど、読み書きに関しては、4歳のミミと比べられるぐらいの感じ)ぐらい、、、小学校1年生からやりなおさないと、、、ついてけないかも、、」

ミミのクラス、幼稚園の年中さんと年長さんの混合クラスにも、二人ジプシー子供たちが入りました。
一人は、ミミぐらいの年齢の男の子。

さすがに年中さんと、年長さんなので、学校初日でも泣かないのが普通だけど、、、
学校に迎えに行くと、、ミミのクラスで一人だけ泣いている子が。。。ジプシーの男の子

今日は、新しい年度を迎えてのミミのクラスの先生と親とのミーティング。

で、そこで、ジプシーの女の子の話が。。。
実はこの女の子7歳。普通だったら、小学校一年生ですが、
やっぱり、読み書きができないため、今年は年長さん扱いになることに、、、
先生曰く、一度も学校に行ったことがないので、じっと机に座っていることもできなかったとか、、
でも、覚えは早く、なにげに文字は学びはじめているみたいだけど、、

そして、ualaの聞き間違えか、、先生曰く
「なにせ、鉛筆すらにぎったことなかったみたいで、、」

ulalaが無料の語学学校に通っていた時、あるジプシーの一人が、
「フランスで生まれたのに、フランス人と同等の扱いを受けれない」
と展示を行っていて、

「フランスはなにげに、人種差別がある」
と、ある意味、ジプシーには同情することが多かったのですが、

普通のフランス人に話を聞くと
「いや、ジプシーは定住を嫌っているんだよ。だから国籍が欲しくないんだよ。」
とか、いう方が多いのにびっくり。

えっ、、、
フランスに住んでいるから、国籍欲しいって、、、
言っていうジプシーの声はまったく聞こえてない様子、、、

そして、そこら中で行われる、各町の夏祭り。

今年は、なぜか、うちの町では看板どころか、チラシすら配られなくて、どうしたのかと思っていました。
でも、、、まあ、、、チラシとか無くても、、、
フランスの町では、口コミで全てが伝わるので、例年通り、大盛況だったのですが、、、

お祭りに参加して、聞いた真相、、

なんでも、去年、ジプシーが、お祭りの最中に町の若者と喧嘩を始めて、ナイフを出す騒ぎになったとか、、ということで、今年はなるべくお祭りがあることを部外者に知られないように、看板等は出さなかったらしい、、

そんな話をしてくれる若者は、すでに、ジプシーのことは排除したい様子。。。。

ミミの先生曰く、
「今年いると言っても、いつまでいるかはわかりませんし、、、ぶどう狩りの季節動労の仕事がなくなれば、また違うところに行ってしまうので、、、、」

今年から、学校に通わなくてはいけなくなくなったジプシー

お互いにお互いのことを学び合う機会がもてるだけでも、
成果があるの、、、、かもしれません。