フランスの柔道人口は、日本のおよそ2.5倍の50万人で世界一
フランスって、実は、すごい柔道が盛んな国なんです。
そんな中、今日、
100キロ超級で3連覇したフランスのテディ・リネールを破って、
日本(上川大樹)が金メダルを獲得しました。
そこで、フランスの反応は、、、
リネール破った!上川が金メダル/世界柔道
http://www.sanspo.com/sports/news/100913/gsi1009131950005-n1.htm
テレビを見ていた旦那が、
「4回目のメダルを取らせないために、ワザと負けにしたんだ。」
と言い始めたので、何言っているのかと思ってびっくり!
よく聞いてみると、、、
「実績もない選手に負けた」
「判定が、、」
とか、なんか、確かにそういう反応を促すような言い方が気になりました。
でも、もう少し後の時間帯にあったTF1はもうちょっと冷静で、
判定に不満があったテディ・リネールが、判定に握手もしないで去った理由を聞いたり、
普通な感じ、、、
リネール、上川の金「納得いかない」/世界柔道
2010.9.13 22:20
http://www.sanspo.com/sports/news/100913/gsi1009132231007-n1.htm
日本と、フランスの柔道と言えば、2000年のシドニーオリンピックの時も、
フランスのダビッド・ドゥイエが日本の篠原選手を打ち負かし、
判定が間違ってたの、間違ってないので、日本が騒いだことが、、
でも、フランスではそんな報道はほとんどされず。
判定が間違っていたということを日本で言われていると、
ちらっとテレビで言っていたの聞いたことがありますが、
苦笑いで、軽く流される以外、フランスのメディアでそのことが話題になることはなかった、、。
まあ、だって、スポーツだからね。
その時の判定がすべてだからね。
その場の判定に従わうってことになきゃ、ずるずる泥沼化していっちゃうし。
ゴチャゴチャ、後で言って判定をくつがえせることにしたら、キリがないと思う、、
ましてや、
「礼に始まって、礼に終わる」
と言われる日本のスポーツ柔道
ピシッとやってもらいたい。
シドニーの時、例え日本が負けたときでも、
微妙な判定に日本側からの抗議もしたけれど、、
篠原選手も自身は、
「ドゥイエはやっぱり強かった。誤審?不満はありません」
と彼の勝利を称えていましたよ、、、。
それに比べて今回のテディ・リネールは、
礼すらしないで、写真すら取らせないようとしないの乱心ぶり。
そりゃ~ね、、テディ・リネール
体も大きいし、手足も長いし、そりゃ本当はもっと強いのかもしれないけど、、
その態度だけで、すでに負け判定!!
じゃないですか?
と、内心思うulalaなのですが、、、
と言っても、たとえ、現在フランスが柔道大国になったといえ、
フランス人にとっての柔道は所詮スポーツ。勝ち負けが大切。
「礼儀がなってないじゃん」
なんて反論したとしても、
「なに言ってんの?」
といつも言われてしまいます。
残念ですが、そういう礼儀も含めての柔道精神は理解されてません。
そう、
日本人の「潔く」という美徳は、世界には理解されていません。
いかに、日本人にとってみっともなく思えることでも、
欧米ではアピールすることはとっても大切。
だから現実的には、、
今回のテディ・リネールのように態度で示したことで、
テディ・リネールは大きく同情が寄せられるだろうな、、、、、
とも思えてしまうのが辛いところ、、、ですね、、
conta
ulalaさん、はじめまして!
ネット検索&散策中、偶然、こちらにお邪魔しました。
「柔道、フランスVS日本」はやはり、実際にフランスで生活されている方の言葉だけに、説得力がありました。
欧米のスポーツで、例えばゴルフで同じような態度をすれば、欧米のメディアは批判的な記事を掲載すると思いますが、日本発祥のスポーツだと「礼儀やマナーなんて関係ない」では都合が良すぎます。
強くても礼儀正しいから「柔道」なのにという思いは、日本人、外国人関係なく、すべての柔道家の方に対する素朴な思いなのですが・・・
話は跳ぶのですが、昨日、下記の番組を観たので、ulalaさんがまだ観ていなければ、ちょっと観てほしいな、と日本の伝統的格闘技つながりで思ってしまいました。
にっぽん紀行「ぼくたちの相撲ねえちゃん~長野・木曽町~」
僕はこの番組を観て、日本最高!とか日本が一番!という感じでなく、いろいろ問題もある国かもしれないけど、やっぱり嫌いになれないなあ・・・という思いをあらためて抱きました。
相撲クラブの監督さんも、いつか結婚して、お子さんを授かったら、ulalaさんのようにいいお母さんになりそうです。
これからも時々、観覧させていただきます。
ulalaさんはじめ、ご家族皆様、お元気で!!
※直接のURLはダメみたいなので「FC2動画」で「にっぽん紀行」で検索してもらえれば表示されると思います。
お手数お掛けして、ごめんなさい。
conta
すみません。昨日の自分のコメントを読み返すと欧米の批判的なことだけを書いていて、一方的な書き込みだったので、拙いコメントの蛇足で無駄の極致かもしれませんが、少し追記させていただきます。
1964年の東京オリンピックの無差別級決勝戦で日本代表の神永昭夫選手に勝利したオランダ代表のアントン・ヘーシンク(Anthonius Geesink)選手は
「優勝が決まった瞬間、歓喜のあまり畳の上に土足で上がり駆け寄ろうとしたオランダ関係者を手で制止して試合場まで上らせなかった。この時のアントンの行動は「礼に始まり礼に終わる」という柔道の精神を体現したものとして、現在でも高く評価されている」
(アントン・ヘーシンク - Wikipedia)
「直後、喜んだオランダの役員が畳の上に靴のまま上がってくるのを右手で制した。
その時の思いを、こう語っている。「相手を尊敬していたからです。神永さんは敵ではなく仲間なのです。その前で喜ぶのは失礼でした。金メダルは(恩師の)松本安市先生、神永さん、私の3人で一緒に取ったメダルです」
(asahi.com(朝日新聞社):JUDO育てた、柔道界の巨人 ヘーシンクさん死去)
という行動を当たり前のように、自然に、淡々ととられました。
このことは当時も賞賛され、多くの柔道を愛する人の心に強く刻まれたそうです。先月27日の訃報の際にも、多くのメディアでその時のことを振り返っていました。
アントン・ヘーシンク氏の名誉のためにも、前回の追記として、このことを投稿させていただきます。
ulalaさんもご存知のことだとは思いますが、自分の言葉足らずからのことでしたので、今回、このような投稿をさせていただきました。
フランスは現在、ヨーロッパで最も日本の文化に理解を示してくれているという話をいろんなところで、聞きますので、リネール選手もたまたま、ちょっと、感情的になっただけかもしれません。
とにかくアジア人と言っても、いろんな人がいるように、ヨーロッパ人にもいろんな人がいて、また一人の人間の中にもいろんな部分があって、いろんな状態がありますから、リネール選手の今回のことで、ヨーロッパ人やフランス人を普遍化して論じること、そのように理解される表現は避けるべきですね。前回の稚拙な投稿、お許し下さい。また今回もこのような投稿、すみません。
何か昨日から変な日本人が突然、乱入してきて、申し訳ありません。
ただ、他意はありませんでした。どうか、お許しください。失礼します。
ulala
ごめんなさいね。昨日じゃまが入ったので、コメント返信してなくて。
いえいえ、素晴らしい内容が書かれていて、とても感動しました。
こちらもとてもためになりましたよ。ありがとうごさいます。
まあ、私が思うに、
リネール選手、、、みたいな方がまあ、フランスでは一般的な人なんだと思うんですよね。あ~いう人、他のフランス人でいっぱいいます。
でも、やっぱり、柔道は日本のスポーツだから、日本のルールは守ってもらいたいですね。
そのためには、日本人が思っていることを、理解してもらはなくてはいけないし、
どんどん、日本からアピールしていくのが大事だと思います。
例えば、教えて頂いた
アントン・ヘーシンク氏のお話。こんなにいいエピソードなのに、日本のWikipediaにその逸話が載っていても、フランスのWikipediaには載ってないんです。
(下記のページを見るときは、最初にhをつけて、httpにして下さい)
(日本版)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/アントン・ヘーシンク
(フランス版)
ttp://fr.wikipedia.org/wiki/Anton_Geesink
ちなみに、ドゥイエの審判ミスのお話も、日本のWikipediaには載っているけどフランス版には載っていません。
だから、こういういいお話も、フランス人にはまったく伝わってない。
日本の中で語り継がれているだけ、、、という結果に。。。。。
日本人も、思っていることをガンガンぶつけてアピールして行くべき!
ぜひ、草の根活動で、みなさんがやって頂きたいです!
conta
レス、ありがとうございます。
フランス版のwikipedia、フランス語まったくできないので、エキサイトのウェヴ翻訳で読んでみましたが、確かに、あのことには、まったく触れてないみたいですね。
wikipediaでは、以前も今回のこととはまったく関係ない他の国でも、書かれてることが違うことがあったので、今回のアントン・ヘーシンク氏の記事でも、こうなるんだろうな、という気がしました。
>日本人も、思っていることをガンガンぶつけてアピールして行くべき!
全くの同感です。
ただ、個人的に外国語はフランス語に限らず苦手で、wikipediaなどに直接、書き込むのは、逆効果みたいになるかもしれないので、自分にできることで、何かできることができたらと思います。
ちょっと、これも蛇足ですが、
にっぽん紀行「ぼくたちの相撲ねえちゃん~長野・木曽町~」
の直接のURL(頭のh抜き)はちょっと長いですが、
ttp://video.fc2.com/content/%E3%81%AB%E3%81%A3%E3%81%BD%E3%82%93%E7%B4%80%E8%A1%8C%E3%80%8C%E3%81%BC%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E7%9B%B8%E6%92%B2%E3%81%AD%E3%81%88%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%EF%BD%9E%E9%95%B7%E9%87%8E%E3%83%BB%E6%9C%A8%E6%9B%BD%E7%94%BA%EF%BD%9E%E3%80%8D/20100922YMEwWAkt/
です。
投稿者は自分ですので、新たに何か追加するときもこちらのtechryのマイページに一覧が表示されると思います。
お元気で!!
ulala
こんにちわ♪
25歳女性で、相撲を指導、、、、
っているのは、素晴らしいですね。。。
いや、そういう自分の意思を貫ける方がいらっしゃるってほんと素敵♪
いいお話ですね!