子供に付きそう親のあり方で思うこと

子供が小さい時に熱中できることがあるのってすっごくいいことだと思っています。

そして、熱中できる物をどんなことでもトコトンまでやらせることは、
そこから多くのことを学び、そこからの経験は、これからの困難を乗り越えるベースになると思うのです。

なので、チェス好きのケイケイには、好きなだけトコトンやらせていこうと思っているulala。

だけど、そうやって
「子ども自身が好きなことをやっている」
だけでは子供は決して幸せではないし、満足しません。

そこに、
「子供ががんばってやったことを一緒に喜ぶ親」がいる
「負けても大丈夫だよって言ってくれる親」がいる
ってことが揃って、充実感を感じ
「とっても楽しい。またやろう!」「この次の段階にも取り組んでみよう」「もっとがんばろう」
という気になるんだと思うんですよね。

チェスような大会に出場しても、まだ6・7歳ぐらいの子供達は親が思うほど勝ち負けによる結果には固執していません。

固執しているのは、親!

今回の大会でも、

妙に子供にプレッシャーかける親
勝った時の子供への反応が妙にあっさりの親
負けたら「あれがまったくだめだった」と子供を責める親

ほんと、自分が子供だった泣きたくなるよう親御さんがいっぱいいました。

中でも、パパの一人は、

試合中、ずっと窓から子供を見続ける(いや心配なのはわかります)
だから、子供も、何回も親に振り返る(気が散るだろ)
で、子供が負けたと知ったら、ため息を付いてさっと窓から離れる
負けた瞬間、子供が窓に振り向いたらパパの姿は無し(ショックじゃないか?!!!)

その後、その子供は
「もう試合を放棄してうちに帰る」
泣きじゃくって、ママに「そんなことしちゃだめ」って怒られてました。

いや、そりゃもうそんなことされちゃ、試合したくないだろ。。。。

ちなみに、前回の試合でケイケイのパパもそんな感じでした。
試合の前にはプレッシャーをかけるし、
ケイケイが負けて悲しい時に
「タイマーのボタンはちゃんと押さないと、今度は時間負けするぞ」
と言うんです。(追い打ちかけてどうする!!!)

ということで、今回の大会の試合中は、
遊べなくてつまらなくしているミミと二人でお散歩に行ってもらうことに。
(その後ミミに聞いたら、海岸に行って、貝を拾えてとっても楽しかったそうです♪)

やっぱり、いくらそれが大きな試合でも、
あくまでも子供が楽しんでやるべき趣味。
子供が楽しい!と思ってやってなくちゃなんの意味もありません。

親は勝ち負けにこだわるのは分かるけど、もっと子供の気持ちを考えてあげて欲しいと思うのです。

今回に試合では、こんないいこともありました♪

前回の県大会では、アホみたいに強かった双子が一位、二位を独占したのですが、
そのパパとお話する機会があったので、がんばって話かけてみました♪

そしたら、双子はケイケイと1ヶ月しか変らない同じ年と判明♪
双子のパパもケイケイは7歳だと思っていたらしく、びっくり。(ケイケイ、大きいからね(汗))
実質、この試合で6歳はケイケイとその双子だけだったので、
来年も一緒のカテゴリーで対戦できる唯一の相手となります。

そして、その後

ある試合で負けた直後、ulalaに抱きついて泣きじゃくるケイケイに
その双子のパパがしゃがんで語りかけて来ました。

「君はがんばってやってるよ。まだ年齢が他の子より低いのにすごいじゃないか!
そして、試合は勝つだけじゃないんだ。負けることも学ばなくちゃいけないんだよ。」

とケイケイに声をかけてくれたんです!

感動。。。(T-T)

双子のパパ自身もチェスのプレイヤーで、自分が手がけるお子さんたちも6歳だからこそ
でてきた言葉じゃないでしょうか。

それだけじゃなく、
ケイケイのお友達の仲良し3人組の「Terrible、Pénible、Impossible」の一人もやってきて、
http://francelife.linkulblog.net/e125035.html 参照)

「ケイケイ。大丈夫だよ!ケイケイは強いんだから!次回は絶対勝つよ!」

さらに感動の嵐・・・・・(T-T)

そして、最終試合。

先ほど、試合放棄をしたいと言って説得されていた子供はなんとかがんばって最後まで試合を続けていました。

それも、対戦相手が、ケイケイが負けた相手=今回の優勝者との対戦。

ま~た、パパが窓に張り付いているんです。

いや、ulalaもなにげにその対戦が気になって張り付いてましたが(笑)

でも、結局、こちらも気がつかないうちに負けちゃって、

負けたと分かったらパパがま~たため息をついてどっか行っちゃって、、、
子供が振り向いた時にはパパがいないから、なんか半泣きの子供。。。。

ケイケイは、その最後の試合は勝ってうれしそうに出てきて、それを迎えるulala
悲しそうにでてきたのに、ドアの前に誰も迎えに来てくれてなかった半泣きのお子さん。

あんまり不憫になって、その後ulalaもその子に声をかけに行きました。

「すっごくいい試合だったよ!君もとってもがんばってたね!」

そしたら、

「merciありがとう」

ってちょっと笑ってくれたので、少しほっとしたulalaです。