「大学に行った方がいい」
の時代から、
「大学に行くのは基本」
みたいな時代はとっくに通り越して、
今、フランスも、日本も超不況な時代に入ってきています。
サルコジーも2012年の大統領選挙に向けて、
「フランス産」
にこだわって雇用を増やすことをスローガンに。
「フランスのブランドだけど海外で生産されたものより
例え、海外ブランドだったとしても、フランスで作られた物を買ってもらいたい。」
VIDEO. Sarkozy préfère "produire en France" plutôt qu"'acheter français"
(フランス語記事、動画)
http://tempsreel.nouvelobs.com/election-presidentielle-2012/20111213.OBS6604/video-sarkozy-prefere-produire-en-france-plutot-qu-acheter-francais.html
どこの国でも、不況になるとでてくるこの言葉。
そう、不況になると、雇用が減るから。
雇用が減ると、大学を卒業しても、就職先がない。
就職先がないと、じゃあそのまま学校に残ろうかと、修士過程、博士課程にすすむ。
でも、やっぱり仕事がない。
博士課程はアーティストを目指すのと同じ? 高学歴ワーキングプアの実態(日本語記事)
http://news.ameba.jp/20111212-351/
だいたい、子供の数も少なくなってきているのだから、教員職数だって減っていく。
おまけに、不況だと、会社で一番小さくなっていく部門が「研究職」
こういう時代に会社が一番必要としているのは、
実作業をする人員
コストが高く付く、ドクター(博士)卒は、尚更、就職が難しくなる。
かく言う、うちの旦那もドクター卒で、もう何年も前の話だけど、
就職する時には、かなり大変だった経験が、、、
博士号を終わった後には、大抵、ポストドックと言われる、
1年~2年、企業などに入って、
いわゆる実務経験を学ぶ期間を過ごす。
そこで、コネクションを見つけたり、行った研究内容にぜひ必要と思われる人になって、
その同じポジションに付くとか、他の会社を紹介されるとかで就職を見つけていくのだけど。。。
ポストドックをしても就職を見つけられない人も多い。
就職できないと、あきらめて、専門外の仕事に付いたり、
まだあきらめず、何回も、何回もポストドックをする。。。。
そんな人達は、周りにも結構いた。
つい最近、旦那の会社に入ったポストドックは、なんと40歳。
(まあ、35歳までにはポストドックは終えて、就職してる人の方が多いかな、、、)
経歴は素晴らしいのだけど、、、、、、
ということで、そのまま採用はしてもらえなかった模様。
多分、ずっと今までも、各企業がそういう判断を下してきたのだろう。
サルコジの話と、日本の記事を見て、そんな事が頭を回ってました。
まあ、人それぞれで、研究が好きな人もいれば、アカデミーな環境が好きな人もいる。
それはそれで好きなことをやってるんだから、がんばらなくちゃいけないと思うけど、
「もっと現実もみなくちゃね」
どこかの会社に就職したいなら、「求められているものを返せる能力」とか、
「就職しなくても生きていけるぐらいの能力」とか、
そっちの方が、生きるためのお金を稼ぐためには大切かと。。。。
そういう意味では、
日本の暗記が重要になるテストよりも、
フランスの理解して自分の言葉で表現できるか
というテスト方法の方がいいかな~?
と最近思いますが、
↓でも、こんなの人ばっかりでは、困りものですけどね(笑)
Oral du Bac Francais. HALLUCINANT !!!(フランス語)
」
みきじょ
私の周りでも、優秀な人びとが職にあぶれています。
数ヶ月の臨時雇用しか就職先がない。
夫の勤めている銀行でもこの2年間正式新雇用は一人もないんですって。
学歴より、手に職、、、なのかなぁとも思うけれど、どの職??
我が家に強力なコネなどある訳もなく、子ども達の将来が心配です。
っていうか、イタリア自体が大丈夫なのかという状況でございますけれど。。。。(苦笑)
ulala
まさに。コネ。
日本語でコネ、コネ、いうと、なんか嫌な感じですが、
ずばりコネクション=知り合い。
これがフランスでも全てを司りまっす。キリっ!
イタリアとかもっと就職難しそ。。
以前、イタリアから素晴らしい人材が、ポストドックに来てて、
こちらで就職していきました。
知力も大事だけど、コミニケーション力が素晴らしいかったので、
今ではかなりの地位に。。。
ユーロ圏、今、全部、死にそですよね・・・は~
うらしまたろこ
こんばんわ、この話題、なんだか一日中頭の中をpro con が飛び回ってますわ。悩みますね〜。